2008年08月23日
アマチュアスポーツ
それと比較してプロ集団で金メダルを目指して挑んだH監督率いる某競技。
2日間で400球以上を投げきったソフトボールの上野投手の優勝決定後のインタビューで、「勝ちたいと思う気持ちが強い方が勝つ」の言葉が、ずっしりと私の心に響きました。
彼女達は、シドニー、アトランタと金メダルが手に届きそうなところで逃し、この4年間、金メダルを取ることに集中して練習に励んできたことが、最後の2試合で充分感じ取ることができました。そして、優勝決定直後、バックネット裏で解説をしていた宇津木前監督に向かって、全員が右手の人差し指を立て、力強く「1番!」をアピールしていた姿が、4年間ではなく、8年間という長い間の悲願だったとも感じられます。
某プロ選手達にとっては帰国後のペナントレースが待っているし、北京オリンピック前に召集され、プロのハイレベルな技術を発揮しているはずの試合が、私にとっては何か物足りなさを感じてなりません。
ひょっとして、ソフトボールの彼女達は、「金メダルが取れたら死んでもいい」くらいに思っていたのではないかと思います。
スキルとメンタル。
どちらも重要です。
メンタルな部分だけ先走りしては空回りしますし、技術が高くても集中力を欠いた試合では、格下の相手に勝ちを譲ってしまいます。
やっぱりオリンピックはアマチュア選手のパフォーマンスに魅力を感じているのは私だけでしょうか・・・?
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2008年08月21日
目指すもの
北京オリンピックも終盤にさしかかり、目標を達成した選手、力が出し切れなかった選手、体調を壊し出場を断念した選手など、さまざまな思いを持って帰国の途につかれたことと思います。
今回、印象的に思ったのは、日本選手の金メダリストの大半が、前回のアテネオリンピックでも金メダルを獲得していますが、アスリートにとって4年間がいかに長い道のりであるかを物語っています。
おそらく、初めて金メダルを獲得した時は、挑戦者の意気込みで精いっぱいチャレンジした結果の金メダルですが、その後、金メダリストとしてもてはやされ、練習もままならないまま目標を見失い、日本のトップであることすら出来なかったことや、怪我のため引退を覚悟した選手もあったことでしょう。
表ざたにはなっていませんが、そのまま引退して静かに普通の生活をしてしまった選手も数々あると思います。
そんな中で、這い上がってこの北京オリンピックで2個目の金メダルは、本人にとっては、きっとダイヤモンド以上の価値があるでしょう。
そして、前回のオリンピックで金メダルを期待されながら手が届かず残念な帰国をした選手が、前回以上の結果が出せなくても満面の笑みで周囲への感謝の言葉を述べる姿も印象的です。
きっと、4年間という長い期間にいろいろなことがあり、精一杯大きな舞台で自分の力を発揮したという満足感なのだと思います。
メダリストにばかり目がいきますが、結果が芳しく無く、このまま注目も浴びずに引退してしまう選手もたくさんおられると思いますが、彼らは日本のトッププレーヤーです。これまでの努力は、これからの人生に大きな自信となってくれることでしょう。
これからの人生も、人それぞれ、自分の目標に向かってがんばってほしいものです。
そうです。
北京オリンピックはまだ終わっていません。
頑張れ!ニッポン!
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