2010年04月25日
化粧師
最近、何故だか、日本映画のＤＶＤにハマっていて、
それも、面白いと思ったら、２度3度と見ることがあります。
２００２年の作品で、椎名詰平主演の「化粧師」（けわいし）。
舞台は、大正時代の東京下町。
当時のセレブ女性や芸奴等のごく一部の女性、
そして亡くなられた女性のメイクをする職業である「化粧師」のお話。
今でいえば、エステとアートメイクを専門にしているような感じですが、
少しニュアンスが違います。
子供の頃、母が突然亡くなり、生きていた時より美しい死化粧をしてもらい、
そのまま、その「化粧師」について行った主人公。
顔にできたケロイドを、結婚の写真の時だけでも隠してほしいと、
持ち金を叩いてやってくる庶民のカップル。
オーディションに合格できる顔にしてほしいとやってくる女優の卵。
「彼に化粧してもらうと、その日はいいお客が付くんだよ。彼は福虫だよ。」という芸奴。
彼は、
「心に化粧しないと本当に美しくはなれない」と言います。
一方、庶民や貧しい人たち、障害のある人たちやそれを取り巻く人のきめ細かな描写。
元、福祉畑にいた私から見ても、なかなか素晴らしい表現でした。
結局、主人公は、耳が聞こえないことが最後に判明するが、
寡黙で心のある彼の生きざまに心打たれました。
メイクをしてきれいに着飾ると、
背筋がピンと伸びて、
気持ちが前向きになります。
それが福を招くのでしょう。
「福虫」
マッサージの仕事にも共通します。
凝ってうなだれていたお客様が、
お帰りの時には、
生き生きと笑顔で風（ろむ）を背にされます。
時には、
来店時とお帰りになる時の姿が、
別人に見えることもあります。
風（ろむ）に通うことで、
「良いお客さんが付いた」と言われると、
お客様も私も二重の喜びです。
私も「福虫」と言われるようになりたいと実感しました！
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2010年04月23日
世界で一番気持ちがいいマッサージといわれる由縁
タイ式マッサージは、
「世界で一番気持ちがいいマッサージ」といわれていますが、
このマッサージは、
整体・指圧・矯正・ヨガ・ストレッチ等のバリエーションがあり、
ただ揉むだけのマッサージとは違い、
コリを癒すだけでなく、自己免疫力を向上させ、
体調を整えてくれると、よく書かれています。
しかし、
「世界で一番・・・」と言われるのは、
マッサージ後の結果だけではなく、
マッサージ中の体感のことを言っているように感じます。
圧を入れる時の配慮（コリを捉えた指または手のひらをじんわりと奥まで届かせる）は、
プロならば当たり前のことで、
「気持ちが良い」と感じるのは、
余韻の残るような圧の抜き方がとても重要ではないかと思います。
タイマッサージのリズムは、
言うならば、船に揺られているような、
のらりくらりとしたペースで、
じんわりと圧が入り、じんわりと抜けていく、
何とも言えないこのペースが眠りを誘います。
ただ、このペースは、
６０分や９０分の短い時間のマッサージでは困難で、
整体要素の部分で大幅に時間を費やし、
身体の調整で終わってしまいます。
他のジャンルのリラクゼーションと比較して、
「より気持ちが良い」
と思える体感は、
やはり、
ゆっくりと施術者が体重移動することによって得られる、
長い時間をかけて全身の調整をするマッサージにあると実感します。
それは、私の自己満足の世界になるのかもしれませんが、
長い時間のマッサージを終えた私の爽快感と比例しているような気がしてなりません。
もし、プロのタイマッサージ師の方がご覧になっておられましたら、
この件について、コメントいただければ幸いです。
施術をする側もされる側としても、
「世界で一番気持ちが良いマッサージ」と出会えたことに、
感謝する毎日です。
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2010年04月19日
魔法の木「ビワ」
自然の中には、いのちが満ち溢れています。
その自然のパワーをいっぱい取り込んだ植物をふんだんに取り込むことで、
人間もそのパワーの恩恵を頂戴しています。
太陽の光、きれいな水、栄養たっぷりの土と澄んだ空気。
タイマッサージで言う、
「火」「水」「土」「風」に当てはまります。
耳を澄ますように、心を澄ますと、その自然の見えない力が見えてきます。
その自然が教えてくれることを受け入れ、実行することで、
人間も、その自然の恩恵を受けることが出来ると思います。
タイでは、今でも、サムンプライ（タイハーブ）が受け継がれていますが、
近年、日本では、古来から伝わる薬草の効果を忘れかけているように感じてなりません。
ビワ・スギナ・ヨモギ・ドクダミ・ユキノシタ・・・。
書きあげるときりがありませんが、
土に生えている姿を知らない若者が多いのではないでしょうか？
とりわけ、
ビワの効果が素晴らしいことも意外と知られていないのは、
悲しむべきことだと思います。
ビワは、昔から「魔法の木」とも呼ばれ、
ガンさえも治るといわれています。
ビワの生葉には、
アミグダリンという物質が含まれ、
それを患部に当てることで、
火傷・神経痛・頭痛等の痛みに効果を発揮してくれます。
近所の公園や街路樹でも、よく見かけ、
栽培も容易なのですが、
意外と知られていないのが、残念でたまりません。
高価なサプリメントを飲むよりは、
ずっと安上がりで、副作用のない、
薬草を見直してほしいものです。
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2010年04月16日
やさしさのプログラム
人の脳には、
誰でも、やさしさのプログラムがされているのだそうです。
普段は、
少し照れがあったりするので、
特に家族などには、
なかなか素直にはなれず、
やさしい言葉が掛けにくいものです。
先日、
小児科医の話を聞く機会があり、
その中で、
亡くなる間際の子供が、
お父さんに、
「今度生まれ変わったら、
もっとちゃんとしたお父さんの子供になって生まれてくるからね。」
と言ったそうです。
今、私の友人が末期癌と戦っています。
薬の加減もあるのか、
ほとんどうとうととしていて、
いつ何があってもおかしくないように見受けられます。
先日、お見舞いに行ったときは、
よく眠っていたのですが、
おしゃべりな私が話しかけて興奮させたのか、
起き上がったり、ふらふらとした足で立ち上がろうとしたり・・・。
彼女のお父さんが、ひとこと言った言葉に、
ムッとした顔をして、
悪態をたたいていました。
その姿を見て、
まだ、もう少しだけ命がつながりそうな気配がしたのですが、
なぜかこの時ばかりは、
お父さんに、やさしい言葉は掛けないでほしいと願うばかりでした・・・。
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2010年04月14日
さすが世界一の几帳面
米国の調査会社の調べによると、
２００９年の「定時到着率」世界ランキングで、
１位が日航、２位が全日空に輝いたそうです。
さすがですね。
几帳面な性格の日本人のすることは。
これで、
日本の航空会社を使えば、
ほぼ時間どおりのフライトが保障されると考えられます。
日本人の几帳面さを象徴しているといえるのでしょう。
だから追いつめられるんですがねぇ。
人に迷惑かけてはいけないと子供の頃から教えられてきましたが、
迷惑掛けない範囲で「ゆるさ」があっても良いんじゃないでしょうか・・・。
きっちり仕事した後は、
のろまな亀になる技を持ち合わせていると、
とっても楽に生きられると思いますが・・・。
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2010年04月08日
あるがままに
春は花、
夏ホトトギス、
秋は月、
冬雪さえて、
涼しかりけり。
これは、
動乱の鎌倉時代、
日本に曹洞宗を伝えたといわれる道元禅師を描いた映画、禅ーＺＥＮ－の中での、
道元が詠んだ和歌です。
当たり前のことですが、
この当たり前のことを、
忘れられかけている時代に生きていることを、
ひしひしと感じさせる映画です。
ＺＥＮとは、共に生きること。
人と人とが共に生き、
喜びや悲しみを分かち合い、
明日への希望の光をどのように見出していくか。
「誰の心の中にも仏様はいます。」
「悟り」とは、
只管打坐、
「ただひたすら座ります」
と道元禅師は説きます。
私も座ってみようと思いましたが、
まだまだ修行が足りません。
写経をしようと思い、
硯と筆と墨を買ってきました。
こんな私の中の仏様に出会えるまで、
どれだけの歳月がかかるのやら・・・。
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2010年04月04日
開店２周年記念
先日、
お客様から、こんな素敵な蘭の鉢植えをいただきました。
タイマッサージサロン風（ろむ）のイメージで、
とっても渋い色の花を見つけたので・・・とのことでした。
私自身は、渋みが出るまでは、なかなか程遠いと思いますが、
日々成長出来るように頑張りたいと思います。
タイマッサージサロン風（ろむ）も、
早いもので、
この４月８日に、おかげさまで、２周年を迎えることとなりました。
この厳しいご時世で、
３年目を迎えることが出来るのも、
支えて下さった皆様のおかげと感謝しております。
これからも、
日々、カスタマイズして、
より良いサロン作りに取り組んでいきたいと考えています。
そこで、
感謝の気持ちを込めて、
４月８日（木）、限定３名で、
すべてのコースを半額でご提供させていただきます。
ただし、ご予約時、「ブログを見た！」とお伝えいただいた方で、
前日までのご予約の方に限らせていただきます。
ご新規・リピーター様を問いませんので、
ご希望の方は、お早めにご予約願います。
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2010年04月03日
サウスポー
私は、左利きです。
でも、
ボールは右手で投げ、
ペンや箸も右手で持ちます。
握力は左右ほぼ同じです。
結局はどちらも使えます。
小さい頃の記憶によると、
ボールは左で投げていましたが、
まわりのみんなが右で投げているせいか、右投げになり、
ペンや箸は、親の躾で、小学校に行くまでに矯正されたように記憶しています。
だから、どちらの手も使えます。
小さいころに矯正すると、
順応性があるので、あまり苦にすることなく矯正できますが、
大きくなってからは、大変だと思います。
スポーツ選手が、右利きなのに、バランスを保つために、
左手で箸を持っている姿をよく見ますが、
すごく良いことだと思います。
タイマッサージサロン風（ろむ）のお客様で、
極端に片側だけが凝っている方がおられます。
凝りの原因は、さまざまですが、
恐らく、偏った身体の使い方をされた結果でしょう。
左右バランス良く使うことで、
左右の脳もバランス良く活性化するし、
うまく両手両足が使えると、凝りも軽減されると思います。
大人になってから、使い慣れない手を使うことはとても大変ですが、
使えるようになると、とっても便利ですよ。
一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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2010年04月01日
ピロリ菌の除菌
先日受けた人間ドックで、
胃の中にピロリ菌が生息していることが判明しました。
はい、全く自覚症状はありません。
放っておくと、
胃潰瘍や胃がんに進展することもあるので、
１週間、抗生物質２種類と胃酸を抑える薬を飲むことになってしまいました。
自覚が無いだけに、飲むのを忘れてしまいそうなのですが、
きっちりと飲まないと、除菌ができないということで、
がんばって飲もうと思います。
日本人に胃潰瘍や胃がんが多いのは、塩分の多い食生活に問題があるようですが、
東南アジアで、あまり見られないのは、
料理にたくさん使われる香辛料が、ピロリ菌を撃退してくれているともいわれています。
タイ料理で有名な、
トムヤムクンは、究極の薬膳料理といわれ、
その中には、
香辛料はもとより、ハーブボールの中に入れる、
サムンプライ（タイハーブ）がたくさん入っています。
だから、タイでは、胃潰瘍や胃がんが少ないのでしょう。
もちろん、マイペンライ（気にしない）な国民だから、
ストレスも少ないでしょうけどね。
医薬品ではなく、タイ料理を処方してもらって、ピロリ菌の除菌が出来ればサイコーなんですが・・・。
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