2008年08月21日
目指すもの
北京オリンピックも終盤にさしかかり、目標を達成した選手、力が出し切れなかった選手、体調を壊し出場を断念した選手など、さまざまな思いを持って帰国の途につかれたことと思います。
今回、印象的に思ったのは、日本選手の金メダリストの大半が、前回のアテネオリンピックでも金メダルを獲得していますが、アスリートにとって4年間がいかに長い道のりであるかを物語っています。
おそらく、初めて金メダルを獲得した時は、挑戦者の意気込みで精いっぱいチャレンジした結果の金メダルですが、その後、金メダリストとしてもてはやされ、練習もままならないまま目標を見失い、日本のトップであることすら出来なかったことや、怪我のため引退を覚悟した選手もあったことでしょう。
表ざたにはなっていませんが、そのまま引退して静かに普通の生活をしてしまった選手も数々あると思います。
そんな中で、這い上がってこの北京オリンピックで2個目の金メダルは、本人にとっては、きっとダイヤモンド以上の価値があるでしょう。
そして、前回のオリンピックで金メダルを期待されながら手が届かず残念な帰国をした選手が、前回以上の結果が出せなくても満面の笑みで周囲への感謝の言葉を述べる姿も印象的です。
きっと、4年間という長い期間にいろいろなことがあり、精一杯大きな舞台で自分の力を発揮したという満足感なのだと思います。
メダリストにばかり目がいきますが、結果が芳しく無く、このまま注目も浴びずに引退してしまう選手もたくさんおられると思いますが、彼らは日本のトッププレーヤーです。これまでの努力は、これからの人生に大きな自信となってくれることでしょう。
これからの人生も、人それぞれ、自分の目標に向かってがんばってほしいものです。
そうです。
北京オリンピックはまだ終わっていません。
頑張れ!ニッポン!
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